胃腸科・内視鏡検査土浦市の胃カメラ・大腸カメラ
当院では、日本消化器病学会 専門医/日本消化器内視鏡学会 専門医が、胃内視鏡検査(胃カメラ)と大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を担当しています。胃内視鏡検査には極細径ファイバーを使用し、挿入時の負担の軽減に配慮しています。検査は予約制です。まずは診察でご相談ください。
「胃の調子が悪いけれど、胃カメラはつらそうで踏み出せない」「健診の便潜血検査で引っかかったが、どこで受ければよいかわからない」。消化器の検査は、こうしたためらいを持たれる方が少なくありません。当院は地域のかかりつけ医として、診察・内視鏡検査・その後の経過観察までを同じ院内で続けてご対応しています。このページでは、胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査で何がわかるのか、当日までの流れ、前処置、費用の考え方、そして検査に伴うリスクまで、順を追ってご案内します。
こんな症状・お悩みはありませんか
おなかの症状は、日常的でありふれたものがほとんどです。一方で、症状の内容や強さだけでは原因を絞り込めないことがあり、粘膜を直接観察してはじめてわかる変化もあります。次のような症状が続いている方、健診で指摘を受けた方は、一度ご相談ください。
胃・食道に関する症状
- みぞおちの痛み、胃の重さ・張りが続く
- 胸やけ、酸っぱいものが上がってくる
- のどのつまり感、飲み込みにくさ
- 吐き気、げっぷが増えた
- 食欲が落ちた、体重が減ってきた
- 黒い便(タール状の便)が出た
大腸・お通じに関する症状
- 便に血が混じる、排便時に出血する
- 便秘と下痢を繰り返す
- 便が細くなった、残便感がある
- おなかの張り、繰り返す腹痛
- 健診の便潜血検査で陽性と言われた
- 原因のはっきりしない貧血を指摘された
症状がなくても、検査をご検討いただきたい方
胃や大腸の粘膜の変化は、初期には症状として現れないことがあります。ご家族に胃がん・大腸がんの方がいらっしゃる方、これまでにピロリ菌の検査を受けたことがない方、健診のバリウム検査で「要精査」とされた方は、症状の有無にかかわらず一度ご相談ください。早めにご相談いただくことで、経過観察や治療の選択肢を落ち着いて検討しやすくなります。
激しい腹痛、繰り返す嘔吐、大量の出血がある場合は、予約をお待ちいただかず、すぐに医療機関へご連絡ください。診療時間外の場合は救急医療機関へのご相談をお願いします。
当院の内視鏡検査の特徴
検査そのものだけでなく、その前の相談と、その後の経過を続けて見ていくことを大切にしています。
極細径ファイバーによる胃内視鏡検査
胃内視鏡検査には極細径ファイバーを使用しています。スコープが細径のため、挿入時の負担が軽減されます。感じ方には個人差がありますので、検査前に不安な点をお聞きし、無理のない進め方をご相談します。
消化器の専門医が検査を担当
日本消化器病学会 専門医、日本消化器内視鏡学会 専門医が、問診から検査、結果のご説明まで一貫して担当します。所見の意味と、次に何をするかを、専門用語を避けてご説明します。
診察から検査、その後まで院内で
超音波検査、胃・大腸X線検査、迅速診断検査、血管年齢測定を院内で実施しています。内視鏡検査の前後に必要な検査を院内で進められるため、通院の負担を抑えやすくなります。
「かかりつけ医」として、検査の後も続けて診ます
内視鏡検査は、受けて終わりの検査ではありません。所見によっては一定期間ごとの経過観察が必要になり、生活習慣病の管理と並行して見ていくほうがよい場合もあります。当院は内科・小児科・胃腸科を診療する地域のかかりつけ医です。血圧や血糖の管理でお通いの方が、同じ院内で胃や大腸の検査まで受けられること、そして次回の検査時期まで含めて同じ医師が把握していることが、当院の内視鏡検査の位置づけです。
検査を受けるかどうか決めていない段階のご相談でも構いません。症状の内容、これまでの検査歴、服用中のお薬をお聞きしたうえで、検査が必要かどうか、まず何から確認するとよいかをご提案します。
胃内視鏡検査(胃カメラ)でわかること
胃内視鏡検査は、先端に小型カメラを備えた細いスコープを口から挿入し、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察する検査です。X線検査が影の形から病変を推定するのに対し、内視鏡検査は粘膜の色調、凹凸、血管の見え方といった細かな変化をその場で確認できます。気になる部分があれば、必要に応じて組織を少量採取し(生検)、顕微鏡で調べることもできます。
胃カメラで見つかることのある主な病気
- 逆流性食道炎/胃酸が食道に逆流し、食道の粘膜に炎症が起きた状態です。胸やけ、酸っぱいものが上がってくる、のどの違和感などの症状と関連します。
- 急性胃炎・慢性胃炎/胃の粘膜に炎症が起きた状態です。ストレスや薬剤、ピロリ菌感染などが関与することがあります。慢性的な炎症では粘膜が薄くなる変化(萎縮)が見られることもあります。
- 胃潰瘍・十二指腸潰瘍/粘膜が深く傷ついた状態です。みぞおちの痛みを伴うことが多く、出血すると黒い便や貧血の原因になります。
- 胃ポリープ/胃の粘膜にできる隆起です。多くは経過観察でよいものですが、種類の判断のために生検を行う場合があります。
- 食道・胃の悪性腫瘍(食道がん・胃がん)/早い段階ではわずかな色調や凹凸の変化として現れることがあり、症状が出ないことも少なくありません。内視鏡による直接観察と生検が診断の基本になります。
- ヘリコバクター・ピロリ菌の感染に伴う粘膜の変化/ピロリ菌の感染が続くと、胃の粘膜に特徴的な炎症や萎縮の所見が見られることがあります。
なお、内視鏡検査で観察できるのは消化管の内側の粘膜です。胃の外側の状態や、肝臓・胆のう・膵臓については、超音波検査など別の検査と組み合わせて確認します。当院では超音波検査も院内で実施しています。どの検査を組み合わせるかは、症状とこれまでの検査歴をふまえて診察でご相談します。
ピロリ菌と胃の粘膜の関係
ヘリコバクター・ピロリ菌は胃の粘膜に感染する細菌で、慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍との関連が知られています。感染していても自覚症状がないことが多く、検査をしなければ気づきにくいのが特徴です。内視鏡検査で胃炎の所見が確認された場合、感染の有無を調べる検査を併せて行うことがあります。当院での検査方法および除菌治療の対応については、お電話でご確認くださいをご参照ください。診察時にもご説明します。
検査を受けたからといって、すべての病気が見つかるわけではありません
内視鏡検査は消化管の観察に有用な検査ですが、どの検査にも見え方の限界があります。粘膜のひだに隠れた部分や、ごく小さな変化は判別が難しい場合があります。症状が続く場合は、期間をおいて再検査を行ったり、別の検査を組み合わせて確認したりすることがあります。検査の結果に問題がなかった場合でも、症状が変わらない・強くなるときは、あらためてご相談ください。
胃内視鏡検査の流れ
検査は予約制です。はじめに診察を行い、症状・既往歴・服用中のお薬を確認したうえで検査日をお決めします。検査当日の来院から終了までの大まかな流れは次のとおりです。所要時間は体調や所見によって変わります。
診察・ご予約
まず診察にお越しください。症状の内容、これまでの検査歴、服用中のお薬をお聞きし、検査の必要性と方法をご説明したうえで検査日を決めます。お薬手帳をお持ちの方は必ずご持参ください。ご予約はお電話でも承ります(029-862-4668)。
前日の準備
前日の夕食は消化のよいものを、決められた時刻までにお済ませください。以降は水分のみとなります。飲んでよい水分の種類、食事を終える時刻については、予約時に個別にご案内します。常用薬は、検査当日の扱いを予約時に必ずご確認ください。
当日ご来院・受付
当日は朝食を摂らずにご来院ください。受付で保険証、お薬手帳、健診結果(お持ちの方)をご提示いただきます。血圧と体調を確認し、検査についての最終的なご説明を行います。ご不明な点はこの時点で遠慮なくお尋ねください。
前処置
胃の中の泡や粘液を流すための薬をお飲みいただき、のどに局所麻酔をかけます。麻酔は少量ずつ数回に分けて行い、のどの反射をやわらげます。検査中の楽な呼吸のしかた、体の向きについてもこのときにご案内します。
検査
左を下にして横になり、極細径ファイバーを口から挿入して、食道・胃・十二指腸の粘膜を順に観察します。検査中はゆっくり鼻で息をしていただくと、体の力が抜けやすくなります。気になる所見があれば、その場で組織を少量採取することがあります(生検)。つらさを感じたときは、手を挙げて合図してください。
結果のご説明
検査後、少しお休みいただいたうえで、撮影した画像をお見せしながら所見をご説明します。生検を行った場合は、顕微鏡による検査の結果が出てからあらためてご説明します。次にどうするか(経過観察の間隔、必要な治療、他の検査の追加)まで含めてお伝えします。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)と前処置
大腸内視鏡検査は、肛門から細いスコープを挿入し、大腸全体と小腸の末端部分の粘膜を観察する検査です。便潜血検査で陽性となった方、便に血が混じる方、便通の変化が続く方の原因を調べる検査として行われます。ポリープや炎症の有無を直接確認できるほか、必要に応じて組織を採取して調べることができます。
大腸カメラで見つかることのある主な病気
- 大腸ポリープ/大腸の粘膜にできる隆起です。種類によっては時間をかけて変化していくものがあり、大きさや形をふまえて対応を判断します。
- 大腸の悪性腫瘍(大腸がん)/出血や便通の変化として現れることがありますが、初期には症状が出ないこともあります。内視鏡による観察と生検が診断の基本になります。
- 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)/腸の粘膜に慢性的な炎症が起こる病気です。下痢や腹痛、出血が続く場合に、粘膜の所見から診断の手がかりを得ます。
- 虚血性腸炎/大腸への血流が一時的に低下して起こる炎症で、突然の腹痛と出血を伴うことがあります。
- 感染性腸炎・薬剤性の大腸炎/原因を調べるために、粘膜の所見と他の検査結果を合わせて判断します。
- 内痔核などの肛門疾患/出血の原因が肛門にある場合もありますが、それだけと決めつけず、大腸全体を確認することが重要です。
前処置(下剤)についてのご説明
大腸内視鏡検査では、腸の中に便が残っていると粘膜を十分に観察できません。そのため、検査前に腸管洗浄液(下剤)をお飲みいただき、腸の中をきれいにする「前処置」が必要です。ここが大腸カメラでもっとも負担に感じられやすい部分ですので、当院では事前に手順と時間の見通しを具体的にご説明します。
前処置では、洗浄液を一定のペースで少しずつお飲みいただき、排便を繰り返して、便が透明な液体に近づくまで続けます。前日から食事の内容を調整いただき、繊維の多い食品、種のある果物、海藻類などは控えていただきます。下剤を服用する場所(ご自宅か院内か)、服用を始める時刻、洗浄液の種類は、当院での運用にしたがってご案内します。
- 下剤の種類・服用量:お電話でご確認ください
- 服用する場所と開始時刻:お電話でご確認ください
- 前処置にかかる時間:お電話でご確認ください
- 検査自体の所要時間:お電話でご確認ください
- 大腸内視鏡検査の実施曜日:お電話でご確認ください
ポリープが見つかった場合
検査中にポリープが見つかった場合の対応は、大きさ、形、部位、そしてその方の全身状態や服用中のお薬によって変わります。その場で切除できる場合と、あらためて日を設けて対応する場合、専門的な設備を備えた医療機関へご紹介する場合があります。抗凝固薬・抗血小板薬を服用中の方は、切除に伴う出血のリスクを考慮した準備が必要になるため、事前の申告が特に重要です。当院での対応方針は お電話でご確認ください、および お電話でご確認ください のとおりです。検査前の診察で、想定される流れをご説明します。
検査前の注意点(食事・お薬・服装)
検査を安全に、そして十分な観察ができる状態で受けていただくために、いくつかご協力いただきたいことがあります。特にお薬については、申告いただけないと検査の内容を変更せざるを得ない場合がありますので、必ず事前にお知らせください。
食事と水分
- 前日の夕食は消化のよいものを、決められた時刻までにお済ませください。
- 当日の朝は食事を摂らずにご来院ください。飲んでよい水分の種類と量は個別にご案内します。
- 大腸内視鏡検査では、前日から繊維の多い食品、種のある果物、海藻類、きのこ類を控えていただきます。
- 検査後に飲食を再開できる時間の目安は お電話でご確認ください。
お薬(必ず申告をお願いします)
自己判断でお薬を中止しないでください
血液を固まりにくくするお薬や糖尿病のお薬は、勝手に中止すると別の危険が生じることがあります。中止するかどうか、いつから中止するかは、処方している医師の判断が必要です。当院にお申し出いただければ、必要に応じて処方元の医療機関と調整いたします。
- 抗凝固薬・抗血小板薬/ワルファリン、直接経口抗凝固薬(DOAC)、アスピリン、クロピドグレル、シロスタゾールなど。生検やポリープ切除を行う際の出血リスクに関わるため、必ず申告してください。
- 糖尿病のお薬・インスリン/検査前は食事を摂らないため、低血糖を避けるための調整が必要です。SGLT2阻害薬、スルホニル尿素薬(SU剤)、インスリン注射を使用中の方は特にお知らせください。
- 緑内障・前立腺のお薬/検査前に使用する薬剤との組み合わせを確認する必要があります。
- これまでのアレルギー/麻酔薬、造影剤、抗生剤などで具合が悪くなったことのある方は必ずお伝えください。
- お薬手帳/複数の医療機関にかかっている方は、お薬手帳をそのままお持ちいただくのが確実です。
服装・当日の過ごし方・持ち物
- おなかを締めつけない、ゆったりとした服装でお越しください。着替えが必要な場合はご案内します。
- ネックレスや指輪などの装飾品は、外しやすい状態でお越しいただくとスムーズです。
- 持ち物:健康保険証、各種医療証、お薬手帳、健診結果(お持ちの方)、お電話でご確認ください。
- お車の運転について:鎮静剤を使用する場合、検査後の運転はできません。当院での鎮静剤の使用可否と、その場合の来院方法は お電話でご確認ください をご確認ください。
- ご都合が悪くなった場合は、できるだけ早めにお電話ください(029-862-4668)。前処置の準備がありますので、当日のご連絡は避けていただけると助かります。
費用の目安
症状があり、診察のうえで医師が必要と判断した内視鏡検査は健康保険の適用となります。ご負担額は加入されている保険の負担割合(1割・2割・3割)によって変わります。また、観察のみで終わる場合と、生検(組織を採取して顕微鏡で調べる検査)を行った場合では金額が変わります。人間ドックなど、症状のない方が任意で受ける検査は保険適用外(自費)となります。
| 区分 | 検査内容 | ご負担額の目安 |
|---|---|---|
| 健康保険適用 | 胃内視鏡検査(観察のみ) | お電話でご確認ください |
| 健康保険適用 | 胃内視鏡検査+生検(病理組織検査) | お電話でご確認ください |
| 健康保険適用 | 大腸内視鏡検査(観察のみ) | お電話でご確認ください |
| 健康保険適用 | 大腸内視鏡検査+生検(病理組織検査) | お電話でご確認ください |
| 健康保険適用 | ヘリコバクター・ピロリ菌の検査 | お電話でご確認ください |
| 保険適用外(自費) | 症状のない方が任意で受ける内視鏡検査(人間ドック等) | お電話でご確認ください |
| 公費・補助 | 自治体の検診・企業健診等に基づく検査 | お電話でご確認ください |
自費(保険適用外)の検査を掲載する際の記載について
保険適用外の検査を当院サイトに掲載する場合は、医療広告ガイドラインにしたがい、費用・検査の内容・想定されるリスク・副作用の4点を併記します。金額および4点併記の本文は、当院で内容を確定したうえで掲載します。
費用について不明な点は、ご予約前にお電話でお問い合わせください。加入されている保険の種類、他の検査を同時に行うかどうかによって金額は変わりますので、実際のご負担額は診察時にご説明します。
検査に伴うリスク・合併症
内視鏡検査は消化管の中に器具を入れて行う検査ですので、まれではあるものの、合併症が起こる可能性があります。当院では、検査をお受けいただく前に起こりうることをお伝えし、ご理解いただいたうえで進めています。以下は一般的に知られているもので、多くは頻度の低いものです。ご不安な点は検査前の診察で必ずお尋ねください。
前処置に関連するもの
- のどの局所麻酔薬や、胃の動きを抑える薬によるアレルギー反応、血圧・脈の変動が生じることがあります。
- 大腸内視鏡検査の腸管洗浄液(下剤)では、吐き気、腹痛、脱水が起こることがあります。まれに、腸の狭い部分に洗浄液がとどまることによる腸閉塞や腸管の損傷が報告されています。過去に腸閉塞を起こした方、腹部の手術を受けた方は必ず申告してください。
- 鎮静剤を使用する場合は、呼吸や血圧が抑えられることがあり、検査中の観察と、検査後の休憩が必要になります。
検査・処置に関連するもの
- 検査後、のどの違和感や痛み、おなかの張り、げっぷが一時的に残ることがあります。多くは時間の経過とともに落ち着きます。
- 粘膜からの出血が起こることがあります。生検やポリープ切除を行った場合は、検査当日だけでなく数日後に出血する(後出血)ことがあります。
- ごくまれに、消化管の壁に穴があく穿孔(せんこう)が起こることがあります。入院での治療や、手術が必要になる場合があります。
- もともとの体調や持病の状態によって、検査中に心臓や呼吸の状態が変化することがあります。
当院での対応方針
- 検査前に、既往歴・服用中のお薬・アレルギーを問診で確認し、必要に応じて処方元の医療機関と調整します。
- 検査中は体調と全身状態を確認しながら進め、つらさを合図いただけるようご案内しています。無理に検査を続けることはしません。
- 検査後は状態を確認し、帰宅後に気をつけていただきたい点(食事、飲酒、運転、出血の兆候)をお伝えします。
- 入院や専門的な処置が必要と判断した場合は、速やかに連携する医療機関へご紹介します。
- 検査後に強い腹痛、大量の出血、発熱などが生じた場合の連絡先を、その日にお渡しします。
胃・大腸X線検査との違いと、健診後の精密検査
当院では胃・大腸X線検査(バリウムなどの造影剤を用いる検査)も実施しています。X線検査と内視鏡検査は、どちらが優れているというものではなく、見えるものと得意な場面が異なります。どちらを受けるかは、症状、これまでの検査歴、体調をふまえて診察でご相談します。
| 項目 | 内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ) | X線検査(胃・大腸/造影) |
|---|---|---|
| 見えるもの | 粘膜の色調、細かな凹凸、血管の見え方を直接観察できる | 造影剤による輪郭・形の変化から病変を推定する |
| 組織を採る検査 | その場で組織を採取して顕微鏡で調べられる(生検) | できない。所見があれば内視鏡検査へ進む |
| 全体の把握 | 粘膜のひだに隠れる部分は見えにくいことがある | 消化管全体の形や広がり、通り具合の把握に向く |
| 前処置 | 絶食のうえ、のどの麻酔(胃)/腸管洗浄液(大腸) | 絶食のうえ、造影剤の服用。検査後は下剤で排出する |
| 放射線 | 使用しない | X線を使用する |
| 主な使われ方 | 症状の原因を調べる検査、健診後の精密検査 | 健診・検診での一次検査、消化管全体の形の確認 |
健診で「要精査」「再検査」と言われた方へ
健康診断や職場の検診で「要精査」「要再検査」と記された結果を受け取ると、不安になるものです。ただし、これは「病気が見つかった」という意味ではなく、「もう少し詳しく確認したほうがよい所見があった」という段階を示しています。結果をお持ちいただければ、どの項目が何を示しているのか、次にどの検査を受けるとよいのかをご説明します。
- 便潜血検査で陽性/便に微量の血液が混じっていた状態です。原因を確かめるため、大腸内視鏡検査による精密検査が一般的です。痔があるからと考えて済ませてしまわないことが大切です。
- 胃のバリウム検査で要精査/影の形に確認したい点があった状態です。粘膜を直接観察できる胃内視鏡検査で確認します。
- ピロリ菌が陽性、または胃炎の指摘/胃の粘膜の状態を確認したうえで、今後の対応を検討します。
- 貧血や肝機能・膵機能の数値の指摘/消化管からの出血が関わることがあります。血液検査や超音波検査と組み合わせて確認します。
健診結果の書式や項目は実施機関によって異なります。持参いただく書類の範囲については お電話でご確認ください をご確認ください。当院で受けられる健康診断の内容は 健康診断のページ でご案内しています。
よくあるご質問
内視鏡検査についてよくお寄せいただくご質問をまとめました。ここに載っていないことも、遠慮なくお尋ねください。
Q胃カメラはつらい検査でしょうか。
感じ方には個人差があり、一律にお答えすることはできません。当院の胃内視鏡検査では極細径ファイバーを使用しており、スコープが細径のため挿入時の負担が軽減されます。また、のどの局所麻酔を少量ずつ数回に分けて行い、反射をやわらげたうえで進めます。
検査中はゆっくり鼻で息をしていただくと、体の力が抜けやすくなります。つらいと感じたときは手を挙げて合図してください。無理に続けることはありません。過去の検査でつらい経験をされた方は、その内容を検査前の診察でお聞かせください。
Q検査は全部でどれくらい時間がかかりますか。
来院から検査終了までの所要時間は、検査の種類、前処置の進み方、所見の内容によって変わります。胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査では、必要な時間が大きく異なります(大腸内視鏡検査は前処置に時間がかかります)。
当院での目安時間は お電話でご確認ください のとおりです。ご予約時に、来院時刻と終了予定の目安をあわせてご案内します。お仕事の都合などがある方は、予約時にお申し出ください。
Q検査当日の食事はどうすればよいですか。
検査当日の朝は食事を摂らずにご来院ください。胃や腸に内容物が残っていると、粘膜を十分に観察できません。前日の夕食は消化のよいものを、決められた時刻までにお済ませください。
飲んでよい水分の種類と量、検査後に飲食を再開できる時間の目安については、ご予約時に個別にご案内します。糖尿病のお薬やインスリンを使用中の方は、絶食に伴う調整が必要ですので、必ず事前にお知らせください。
Q眠った状態で受けられますか(鎮静剤は使えますか)。
鎮静剤(静脈麻酔)の使用可否と、その条件については お電話でご確認ください をご確認ください。検査前の診察でもご説明します。
鎮静剤を使用する場合は、検査後に一定時間お休みいただく必要があり、当日のお車・自転車・バイクの運転はできません。ご来院方法をあらかじめご検討ください。また、呼吸や血圧が抑えられることがあるため、持病やお薬の内容によっては使用を控える場合があります。
Qポリープが見つかったら、その日に取ってもらえますか。
ポリープの大きさ、形、部位、そしてその方の全身状態や服用中のお薬によって対応が変わります。当院での日帰り切除の可否と対応範囲は お電話でご確認ください のとおりです。
抗凝固薬・抗血小板薬を服用中の方は、切除に伴う出血への備えが必要なため、事前の申告が特に重要です。当院での対応が難しい場合は、連携する医療機関へご紹介します。想定される流れは、検査前の診察でご説明します。
Q内視鏡検査は、どのくらいの間隔で受けるとよいですか。
一律の答えはありません。前回の検査の所見、ピロリ菌感染の有無、ポリープを切除したかどうか、ご家族の病歴、症状の有無などによって、次に確認するとよい時期は変わります。
当院では検査の結果をご説明する際に、次回の目安時期を一緒にお伝えしています。生活習慣病の管理でお通いの方は、定期受診の中で時期をご案内できます。前回の検査から時間が経っている方、いつ受けたか覚えていない方も、まずはご相談ください。
Q付き添いは必要でしょうか。
検査の種類、鎮静剤を使用するかどうか、当日の体調によって異なります。鎮静剤を使用する場合は、検査後の運転ができないため、ご家族の送迎や公共交通機関のご利用をお願いすることがあります。
また、大腸内視鏡検査は前処置を含めて時間がかかりますので、体調に不安のある方やご高齢の方は、付き添いの方とご一緒にお越しいただくことをおすすめします。当院での取り扱いは お電話でご確認ください をご確認ください。駐車場は完備しています。
Q会社の健診結果は持って行ったほうがよいですか。
ぜひご持参ください。健診結果があると、どの項目に指摘があったのか、以前の数値からどう変化したのかを確認でき、必要な検査を絞り込みやすくなります。過去に内視鏡検査やバリウム検査を受けている方は、その結果もあわせてお持ちいただけると参考になります。
お薬手帳、他院での検査結果、紹介状をお持ちの方は、すべてご提示ください。持参いただく書類の範囲については お電話でご確認ください をご確認ください。
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健診で「要精査」と言われた方の精密検査についてもご案内しています。実施している健診の種類と項目はこちらから。
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受付から診察までの流れ、ご持参いただくもの、受診時のお願いをまとめています。当院がはじめての方はこちらをご覧ください。
くわしく見るアクセス・診療時間
〒300-4113 茨城県土浦市下坂田2013-1/常磐自動車道「土浦北IC」近く・駐車場完備/JR常磐線「土浦駅」
診療時間 午前 9:00–11:30(水曜・土曜は9:00–12:30)/ 午後 14:00–17:30 休診日:水曜午後・土曜午後・日曜・祝日
内視鏡検査は予約制です。お電話(029-862-4668)またはご来院時にご相談ください。